ここ数年は、福祉や介護だけでなく、規模の大小にかかわらず、あらゆる職種の企業で、人材不足の不足がささやかれてます。
求人を募集しても、なかなか応募がなく、少ない事業所のスタッフでやりくりしているのが現状です。
さらに、管理者(サービス管理責任者)や児童発達支援管理責任者においては、非常に厳しいで、いかに上手く補っていくのかが企業側のポイントになるでしょう。
その中で、在宅ワーカーにより事務作業の分担を分かち合っている企業が増えつつあります。
こちらでは、企業全般での在宅ワーカーの活用について取り上げたいと思います。

在宅勤務と在宅ワーカーの違いと協力し合うことでの事業所のメリットは!?

在宅ワーカーは、簡単に言えば、社員ではなく外注さん、またはフリーランスの方になります。

なぜ、人材不足の企業が、このような働き方をする人たちに注目するのでしょうか?
その理由は、単純に人材不足が解消されるからではありません。

それは、必要な時に必要なスキルを持った人と協力し合えるという点にあります。
そのため、社内だけでは思いつかなかったアイディアが生まれるといった、相乗的なメリットも生まれると言っていいでしょう。

どうしても、社内の人間だと上手くいかないことでも、外部からの空気が入ったことで、流れが変わる時もありますよね。
また、在宅ワーカーにとっても、自分に合った仕事を選ぶことができ、無理なく働けますから、お互いにプラスの関係になりやすいのです。

さらに、基本的なことですが、新しく正社員を雇うよりも人件費を押さえることができますので、運営的な観点から見ても助かりますよね。
出勤の必要はありませんから、連絡手段さえきちんと整っていれば、遠方の人でも協力してもらえるのです。
そう考えると、正社員で働ける人を探すよりも、在宅ワーカーに依頼した方が業務は円滑に進みやすいかもしれません。

このような理由から、積極的な活用を検討している企業も多いのです。

事業所であったり会社が仕事を依頼するにあたり注意すべきことは?

メリットもある一方で、仕事を依頼する場合、在宅ワーカーならではの注意点もあります。
それは、業務連絡を含めたコミュニケーションにあたる部分です。
どうしても、インターネット上のやり取りとなると、より丁寧なコミュニケーションがなければ、意思疎通にズレが生じてしまいますよね。
その結果、思った通りの成果物ができていないということも、活用し始めた企業にとってはよくあることなのです。

特に、高度なスキルが求められている業務の場合は、依頼した以上はそれに応じた結果が得られないと困りますよね。
そのため、誰に依頼するのか、というのも意外と大事になるでしょう。
また、セキュリティ関係においても、社内で仕事をしていませんから、確実に安全だとは言えません。
ですので、仕事をする場所や環境について、きちんと説明をしておかなければ、情報が漏れてしまうということもあり得るでしょう。

現在は、企業が直接依頼をするだけでなく、クラウドソーシングを利用して探していることがありますよね。
つまり、彼らの素性が、スキル以外に分からないということもあるでしょう。
そのため、どのような人に仕事を任せるのか、という判断も重要になります。
これは難しいですが、大切なことですよね。
企業側のリスク管理がきちんと行えているかどうかは、業務の良し悪しに関わらず、きちんとしておいた方がいいかもしれません。

そのためには、やはり連絡を頻繁に取り合って、状況確認をする等が必須になりますから、多少の手間暇はかかると思って下さい。
これらの苦労があったとしても、優秀な在宅ワーカーさんもたくさんいますので、得られるメリットは大きいかと思います。

最後に

こちらでは、企業が在宅ワーカーを活用するメリットデメリットを取り上げました。
在宅ワーカーの活用は、人材不足の解消ができることはもちろんですが、停滞した空気を打開できる存在にもなりえるでしょう。
そして、成功するコツはやはり、ツールを活用してのコミュニケーションです。
現在、働き方の1つとして在宅ワークを考えている人は増えていますから、これからの企業の救世主になるかもしれません。