10万円の給付金について
令和2年4月20日、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」が閣議決定され、家計への経済的支援を行うために、特別定額給付金事業が実施されることになりました。
特別定額給付金(10万円現金支給)が支給されるまでの流れ
- 市区町村により5月下旬?より申請書が世帯主宛に届く。
- 申請書に口座番号等を記入する。
- 口座の確認書類、本人確認書類を一緒に送付して返送する。
- 指定した口座に入金。
特別定額給付金申請書の見本
申請書は、上記のようなものが順次届きます。
10万円給付を悪用した詐欺について
新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した詐欺行為は、これまでも多く確認されています。
例えば、「無料でPCR検査が受けられる」と厚生労働省を装って個人情報を聞き出そうとする電話から、マイナンバーカードを自宅まで取りにくる事例などです。
市役所の職員や業務の代行業者を装った詐欺
- 4月17日の昼過ぎ石川県金沢市の80代女性宅に、市役所の職員を名乗って、「新型コロナウイルスで10万円のお金がもらえる。どの金融機関に口座を持っているか教えてほしい」というもの
- 兵庫県姫路市の60代男性のもとには、“代行業者”を名乗る人物から、「市役所への申請手続きを代行する」という内容のメールが届きました。
これらの目的は、個人情報や銀行口座番号を窃取したり、高額な手数料を要求したりすることが狙いではないかと思われてます。
コロナ対策室を装った詐欺
市区町村のコロナ対策室を装った詐欺事例も確認されています。
具体的には、電話で「〇〇区コロナ対策室です」と名乗り、「〇〇区は、区民1人当たり10万円の助成金をお配りしているので、キャッシュカードの番号または銀行口座番号を教えてください」と個人情報を聞き出そうとしてくるものです。
10万円給付は、あくまで政府が全国民に対して一律で行うものです。
上記のように、特定の行政区等のみが区民に助成金を配布するということはありませんので、騙されないように注意しましょう。
詐欺の被害に遭わないためには
10万円給付を悪用した詐欺行為には、まだ公になっていないものもあると考えられます。
詐欺被害に遭わないために
- 助成金がある”という内容の電話やメールには応答しない。
- “手続きを代行する”という電話やメールには応答しない。
- 給付金支給に関して政府や自治体、警察から個別に連絡が来ることはない。
参考資料
https://www.soumu.go.jp/main_content/000683986.pdf
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/seikatsu/tokusyusagi/10275.html