我が子が、発達障害とギフテッドを併せ持つ「2E」(twice-exceptional)と診断された人はいませんか?
2Eの子供の子育てに不安を抱えながらも、個性を尊重し、得意分野をのばしていきたいですよね。
今回は、6つあるギフテッドの得意分野の中から、「芸術性」について解説していきたいと思います。





芸術性を発揮するギフテッドの特徴

早速、芸術性を発揮するギフテッドの子供にはどのような特徴があるのか、見ていきましょう。

  • ダンス、音楽、演劇などで自己表現する能力が非常に高い
  • 優れた観察力を持っている
  • 空間把握能力に長ける
  • 独自の作品を作る事にこだわる
  • クリエイティブな表現力を持っている
  • バランス感覚が優れている

ギフテッドの中でも芸術性を発揮する子供の場合、上記のような特徴があります。
幼少期、周りに理解されない事で苦しまないように、自己肯定感を育みつつ、作品や成果物について評価してあげると良いでしょう。

芸術性を発揮している発達障害の有名人

次は、芸術性を発揮しているギフテッドの有名人について、ご紹介しましょう。

スーザン・ボイル(歌手)

スーザンは、イギリス・スコットランド出身の女性歌手で、代表曲「夢やぶれて」が一躍ヒットしました。
その見た目とは裏腹に透き通るような美声であると、多くの人の心を掴んだのは、有名な話ですよね。
彼女は自身でアスペルガー症候群であること告白しています。
子どもの頃はいじめにあい、父親からも暴力を受けていたそうですが、生前の母の助言を聞いて歌を披露する事を決意しました。
「アスペルガーであろうとも私の人生は変わらない」という彼女の言葉が、今も多くの人の心を惹きつけています。

トム・クルーズ(俳優・映画プロデューサー・歌手)

ハリウッド俳優であるトム・クルーズは、皆さんもご存知ですよね。
彼は、ディスクレシア(読字障害)です。
幼少期から文字を読むのが苦手で、ずっと文字を読む練習をしてきました。
台本が覚えられない時はテープに録って覚えるなど、聴覚から台詞を暗記していたそうです。
そのような俳優人生を歩んできたとは、驚きですよね!
これまで発表してきた素晴らしい作品の数々は、まさに、彼の努力の結晶と言えるでしょう。
また、サイエントロジーの中でも特に、L・ロン・ハバードの提唱した「勉強の技術」が彼のディスレクシアを克服する手助けとなったと、公に発言しています。

まとめ

今回は、6つあるギフテッドの得意分野の中から、「芸術性」について解説しました。
彼らの弛まぬ努力と、家族をはじめとした周囲の協力が功を奏し、現在の評価へとつながっています。
芸術性のギフテッドは、知性や運動能力のギフテッド違い、周囲から理解されにくいかもしれません。
ですが、芸術性をのばすには、保護者が一番の理解者になる必要があるでしょう。
発達障害をプラスに捉え、子供の人生を応援していきたいものですね。